こんにちは、マルオです。
光回線を選ぶとき、「ソフトバンク光」が最初の候補になる方は多いでしょう。その裏側には、スマホとのセット割引制度、および必須オプションの複雑さがあります。この記事では、まずスタンダードな 1Gプラン基準 でソフトバンク光の本質を丁寧に解説し、その後、10Gプランに関する“上位互換”としての特性と注意点を補います。
なぜ“指定オプション”の正しい理解が評判を分けるのか
ソフトバンク光に関して、ネット上の評判での不満点や“予想外のコスト”の多くは、指定オプションを理解していないために起こります。特に「光BBユニット」「Wi-Fiマルチパック」「BBフォン」の3点セットがセット割の前提になる点が肝です。
この3点を正しく理解し、運用できるかどうかで、ソフトバンク光の評価は大きく変わります。
ミニまとめ: 指定オプションを理解していれば、評判は好転する。逆に知らないと“お得じゃない光回線”という印象を持つことになります。
光BBユニットとWi-Fiマルチパック:機能と注意点(1G基準)
まず大きな特徴は、光BBユニットにあらかじめプロバイダ認証情報が入っていること。つまり、面倒な接続設定を一から行わなくても、電源を入れてWi-Fiのパスワードを設定するだけで、すぐにインターネットを始められるのです。これは、機械の設定が苦手で「失敗しそうで不安」という方にとって、安心できる大きな助けになります。
ただし、光BBユニット単体には無線LAN機能がありません。そのため、Wi-Fiを使うにはWi-Fiマルチパックの契約が必須になります。これらをBBフォンとともにセットにした3点セットを、契約期間中「おうち割 光セット」適用中は 月額550円(税込) で利用できます。
もしおうち割を外すと、この3点セットは通常料金に戻ります。具体的には、光BBユニット(513円)+Wi-Fiマルチパック(1,089円)で、合計 1,602円/月 に戻る点を必ず認識しておいてください。
ミニまとめ: 光BBユニットは「すぐにつながる安心感」が強み。ただしWi-Fi機能はなくマルチパック必須。3点セット割引は550円、割引解除で1,602円に戻る点を忘れずに。
おうち割 光セット:ソフトバンク・ワイモバイルの割引額
ソフトバンク光を選ぶうえで最大の魅力は、スマホとのセット割引 ―「おうち割 光セット」あるいは「おうち割 光セット(A)」です。どれくらい割引されるか正しく把握しておきましょう。
ソフトバンクスマホでの割引額
| 料金プラン例 | 割引額(税込)/月 |
|---|---|
| メリハリ無制限+ など主力プラン | −1,100円 |
| ミニ系・旧プラン | −550円 等 |
ワイモバイル(Y!mobile)での割引額
| プラン | 割引額(税込)/月 |
|---|---|
| シンプル3 S/M/L(新プラン) | −1,650円 |
| シンプル2 S(旧プラン) | −1,100円 |
| シンプル2 M/L(旧プラン) | −1,650円 |
ミニまとめ: 1G基準で見ると、ソフトバンクスマホは最大1,100円、ワイモバイルは新プランで1,650円。旧プランユーザーはプランによって差があります。
1Gプランの基本料金と初期費用目安
まず、1Gプランを前提とした月額料金と初期費用の構成を確認しましょう。
- 戸建てタイプ:5,720円(税込)/月(2年自動更新プラン)
- マンションタイプ:4,180円(税込)/月(2年自動更新プラン)
- + 指定オプション3点セット:月額550円
初期費用として、契約事務手数料3,300円、工事費は最大31,680円程度が目安ですが、キャンペーンで実質無料になるケースも一般的です。
ミニまとめ: 1Gプラン+3点セットが見込み。初期費用はキャンペーンで相殺可能なことが多い。
10Gプランの料金と制約—選ぶなら知っておくべき事項
10Gプランは、将来的な高速性を求めるユーザー向けの上位オプションですが、料金と利用条件には慎重な確認が必要です。
10Gプランの基本料金
- 基本料金:6,380円(税込)
- ホームゲートウェイ(N 10ギガ)レンタル料:550円(税込)
合計で 6,930円/月 が標準的な目安です。
10Gプランの制約・注意点
- 提供エリアが限定的:全国対応ではなく、一部エリアのみ。契約前に確認が必須。
- 対応機器要件:ルーターやLANケーブル、端末が10G対応でないと実効速度は出ない。
- キャンペーンで割安になる期間もあるが、通常料金との差は大きい。
ミニまとめ: 10Gは性能面で魅力的だが、提供エリア・対応機器・追加コストという条件をクリアできるかを見極める必要があります。
IPv6高速ハイブリッドによる速度安定性(1G/10G共通)
1Gプランも10Gプランも、ソフトバンク光は「IPv6高速ハイブリッド」に対応しており、夜間や混雑時間帯でも速度低下を抑える工夫がなされています。これが実用における体感速度差を減らす要因となっています。
ミニまとめ: IPv6高速ハイブリッド標準対応によって、1Gでも10Gでも混雑耐性は確保されやすいです。
総合比較:1G vs 10G どちらを選ぶべきか?
1Gプランを基準に知識を身につけたうえで、10Gを選ぶかどうかは次の観点で判断できます:
- 通信需要(大容量のデータ転送や複数4Kストリーミングなど)が高いか?
- 10G対応エリアに住んでいるか?
- 対応機器を揃えるコスト・手間を許容できるか?
- 差額を長期で回収できるかの見通しがあるか?
最終まとめ: まず1Gプランで安心を得つつ、生活スタイルや需要に応じて10Gにアップグレードを検討するのが現実的です。
最終大まとめテーブル(1G基準+10G補足)
| 比較項目 | 1Gプラン(基本) | 10Gプラン(補足) |
|---|---|---|
| 回線速度上限 | 最大1Gbps | 最大10Gbps(理論値) |
| 月額基本料金 | 戸建て5,720円/マンション4,180円(2年契約)+オプション550円 | 6,380円+機器550円=6,930円 |
| 指定オプション料金 | セット中550円 → 通常1,602円に戻る | HGWレンタル必須(550円/月) |
| 提供エリア | 全国対応 | 限定エリアのみ |
| スマホセット割 | ソフトバンク最大1,100円/Y!mobile最大1,650円 | 同様に適用可 |
| 設定のしやすさ | 光BBユニットが初期設定済み。Wi-Fiパスワード入力だけで利用可 | 高性能機器やケーブルの準備が必要 |


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